妊娠したい人のための不妊症情報

妊娠したくてもなかなか赤ちゃんが出来ない．．．
不妊症はとても複雑で厄介な病気です。不妊症の原因は男性にも女性にもあり、不妊症の多くが複数以上の原因によってもたらされています。さらに、不妊症の原因がなかなか見つけられないこともあります。

こうした意味からも不妊症は厄介な病気なのです。

また、不妊症に対する周囲の理解の問題もあります。
「妊娠したいのに出来ない．．．」当人が一番妊娠したいと悩んでいるのに、周囲の人が「まだ、できないの？」などの不用意な言葉で妊娠できない悩みに拍車をかけます。

不妊症の検査や治療などの分野は、この10年ほどで大きく進歩しています。進歩の大きい医療のなかで不妊治療の進歩のスピードがもっとも大きいといってもいいかもしれません。妊娠したい人にはうれしい状況です。

それでもなお、妊娠のメカニズムニはわかっていない分野もあります。
また、不妊の原因が解明されても、いまの医療水準では解決方法がみつからないこともあります。
受精に関するメカニズムについては、ある程度解明され、受精段階で問題や障害がある場合にも、人工授精、体外授精、顕微授精など医療の力で授精に成功できることも多くなっています。

しかし、受精卵の着床にまつわる子宮の機能の障害については、多くの問題が解決できずにいます。授精は人為的に可能でも、子宮内に着床し受精卵が成長する過程は、現段階では人為的に行うのは難しい分野だといえます。

着床に関する障害が解決できる方法がみつかれば、不妊症の解消がさらに大きく進歩するといわれています。

残念ながら、子宮の着床に問題があって妊娠できない場合は、人為的に着床させるのは現段階では難しいようです。この場合、代理母という選択肢しかありませんが、法律的にも制度的にも倫理的にも、そして金銭的にも問題は解決されていません。


妊娠したい人のための不妊症情報の関連記事
妊娠したい
不妊の原因と治療・検査